野菜、果物を食する
植物は、生涯同じ場所にとどまっており、常に外界の刺激にさらされています。そのため植物が自ら生き抜くために体内に入ってきた不要物質を除去する必要があります。その主役が「ファイトケミカル(植物が生産する非栄養成分)= phyto(植物の)chemical(化学物質)」であり、実に3,000種以上存在することがわかっています。
野菜や果物には、ビタミンやミネラルをはじめ、様々な「ファイトケミカル」を含有している事が特徴であり、健康で良好な体調を維持する為には、野菜、果物などの摂取が必要不可欠です。毎日こつこつ続けることが健康への第一歩なのです。

<一般に知られる代表的なファイトケミカル>
ポリフェノール・カロチン・リコピン・イソフラボン
ダイゼイン・サポニン・レスべラトロール・ケルセチン
ルチン・アピン・フラノボイド


参考文献「医者いらずの食べ物辞典」PHP文庫

トマトの赤色はリコピン(カロチノイド)。
アルカリ食材として注目を集めてます。トマトジュースは野菜ジュースの定番です。

<ナス科トマト属>
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トマトのルーツ

トマトのルーツ

ペルー、エクアドルが原産地で、そこから中央アメリカ、メキシコに伝えられ、メキシコでチェリートマト、ペアトマト、そして普通のトマトに分化した。
ヨーロッパヘは16世紀に導入され、最初は観賞用だった。19世紀には野菜としてイタリアを中心に品種改良が進み、イギリスでは低温・少日照に耐える早生品種が育成された。

日本へは17世紀に導入されたと推定され、明治時代末期から大正時代初期になって一般に広まった。昭和初めに導入されたアメリカ系のポンデローザ(桃色・大果)などをもとに日本独自の桃色・大果の品種が育成され普及した。

トマトの栄養

明治時代に「アカナス・赤なす」として洋食に使われていましたが、庶民の間で本格的に食べられる様になったのは昭和30年代です。トマトには、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸(しゅせきさん)、コハク酸やナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのアルカリ性のミネラルが含まれているため、肉や魚のつけ合わせに最適です。トマトの赤色の色素は、リコピン(カロチノイド)によるものです。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、健康志向の野菜です。

参考文献「医者いらずの食べ物辞典」PHP文庫

完熟(甘熟)トマト

完熟(甘熟)トマト

トマトでは高糖度で甘み、酸みのバランスがとれ(甘酸相和)、完熟してから食卓に届くまで変質の遅いことが重要である。このタイプのはしりとなったのが机太郎である。現在流通している大玉トマトの主体は完熟型であり、代表が「桃太朗」である。

アメリカ系桃色トマト

アメリカ系桃色トマト

昭和初期、アメリカから「ポンデローザ」「フルーツ・グローブ」などが導入された。ポンデローザは桃色・大果で甘みに富み、トマト臭が少なく、品質がよかったので日本で普及した。
FI(一代雑種)普及前の品種はこれらからの選抜系か、その交雑後代から育成されたもので「世界一」「栗原」「ファースト」「栄」「群玉」「市原早生」「豊玉」などが各地で栽培された。
なお、「ベスト・オプ・オール」「コメット」「プリンス・オプ・ウェールズ」などイギリス系赤色トマトは酸みが強く、トマト臭が強い。

桃太郎 /トマト

桃太郎 /トマト

1983年(昭58)に発表された完熟(甘熟)型のトマトで、株の上で熟したものを消費者に届けられるということで人気をよんだ。果肉は緻密な、桃色・丸玉の品種である。甘みが強く酸みも適度にある。桃太郎は桃色系完熟トマトの代表である。

ファースト /トマト

ファースト /トマト

果実はやや腰高、果実の先端が突出しているのが特徴である。
果肉部が多くゼリー部は少ないが、甘みに富んでいる。
栽培がむずかしく、最近の完熱型品種の普及により栽培が減少している。

丸玉トマト /トマト

丸玉トマト /トマト

トマトは昭和初期からFI(一代雑種)化が試みられ、1937年(昭和12)には福寿(フルーツ×ジューン・ピンク)が発表された。
第二次世界大戦後になって福寿2号、その改良型の大形福寿が普及した。

ミニトマト・プチトマト

ミニトマト・プチトマト

航空機の機内食用に小規模で栽培されていたが、1980年代に入って、急速に一般に普及した。現在はトマトの10%くらいのシェアを保っている。
甘みがあり、小さくてかわいいため、子供たちに人気がある。ミニトマト(プチトマト)の現在の主流は丸形、赤色、果重15gほどのものである。

加工用トマト

加工用トマト

ピューレ、ジュース、ケチャップなどに使われる品種で、生食用品種と異なり、赤色・小果(l00g以下、一般に50g程度)である。
イタリア原産の「サン・マルツァーノ」その改良品種の「ローマ」日本で育成された「珠玉」などはいずれも洋梨形の品種である。
また、野菜・茶業試験場盛岡支場で育成された加工用品種「くりこま」「ふりこま」や、カゴメ系の加工用品種もある。
栄養教育としての「6つの基礎食品」の普及について
厚生省公衆衛生局長通知 (昭和56年3月2日衛発第157号)
食品の分類
(1) 第1類「魚、肉、卵、大豆」
これらは良質たん白質の給源となるものであり、毎日の食事で主菜となるものである。副次的にとれる栄養素としては、脂肪、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2があり、これらの給源としても、大きな役割を果す。
(2) 第2類「牛乳、乳製品、骨ごと食べられる魚」
牛乳、乳製品は、比較的多種の栄養成分を含むが、とくにカルシウムの給源として重要である。そのほか、良質たん白質、ビタミンB2の給源としての役割も大きい。小魚類は、たん白質、カルシウムを多く含み、また、鉄、ビタミンB2の給源ともなる。
(3) 第3類「緑黄色野菜」
この類は主としてカロチンの給源となる野菜であるが、ビタミンC 及びカルシウム、鉄、ビタミンB2の給源としても大きな役割を占める。
なお、この類に分類される野菜は原則として、その100グラム中にカロチンとして600μ g 以上含有されるものとする。
(4) 第4類「その他の野菜、果物」
この類は主としてビタミンC の給源として重要である。そのほか、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2の給源としての役割も大きく、第3類以外の野菜及び果実類が含まれる。
→トマトは第4類「その他の野菜、果物」です。
(5) 第5類「米、パン、めん、いも」
この類は、糖質性エネルギー源となる食品である。この類に分類されるものとしては、大麦や小麦などの穀類とその加工品及び砂糖類、菓子類などがある。なお、いも類は、糖質のほかに、ビタミンB1、ビタミンCなども比較的多く含まれる。
(6) 第6類「油脂」
この類は、脂肪性エネルギー源となる食品で、大豆油、米油などの植物油及びマーガリン並びにバター、ラードなどの動物脂及びマヨネーズ、ドレッシングなどの多脂性食品が含まれる。
6つの基礎食品−毎日の食事に必ず6つを組合せましょう

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